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音楽を始めたい大人へ:楽器選びから練習法まで

新生活

音楽を始めたい大人へ:楽器選びから練習法まで

「子供の頃、ピアノを習いたかったけど、家が貧しくて諦めた」——これは、40歳になった私がずっと抱えていた後悔でした。音楽への憧れは消えることなく、YouTubeでピアノ演奏を見るたびに、「自分も弾けたらな」と思っていました。

2024年4月、40歳の誕生日に、ついに決意しました。「今からでも遅くない。音楽を始めよう」と。それから1年半、私はキーボードを購入し、独学で練習を続け、今では20曲以上のレパートリーができました。本記事では、大人から楽器を始める方法、挫折しないコツ、おすすめの楽器と練習法をすべてお伝えします。

なぜ40歳で音楽を始めたのか【人生の折り返し地点で】

40歳の誕生日、ふと「人生の半分が終わったんだな」と思いました。あと40年、何もしないで過ごすのか?死ぬ時に「あれをやっておけばよかった」と後悔するのか?

そう考えた時、真っ先に浮かんだのが「音楽」でした。子供の頃から憧れていたピアノ。「今から始めても遅い」という声が頭をよぎりましたが、「40年後、80歳の自分が、40歳の自分に何と言うだろう?」と想像しました。

答えは明白でした。「40歳で始めておけばよかった」と後悔するに決まっています。ならば、今始めよう——そう決意しました。

楽器選び:ピアノ vs キーボード【予算との戦い】

【憧れはピアノだけど…】
本当はアップライトピアノが欲しかったです。しかし、価格を調べて愕然としました。

・新品アップライトピアノ:50万円〜
・中古アップライトピアノ:30万円〜
・電子ピアノ(高級機):20万円〜
・電子ピアノ(入門機):5万円〜
・電子キーボード:2万円〜

貯金100万円の私には、アップライトピアノは高すぎます。「続くかどうかわからないのに、30万円も出せない」——そう思い、まずは電子キーボードで始めることにしました。

【購入したキーボード】
「YAMAHA P-45B」(電子ピアノの入門機、約5万円)

・88鍵盤(本物のピアノと同じ鍵盤数)
・タッチレスポンス機能あり(強く弾くと大きな音、弱く弾くと小さな音)
・ヘッドホン対応(夜でも練習できる)
・軽量(11kg)で持ち運び可能

「とりあえずこれで1年続いたら、本物のピアノを買おう」——そう決めて購入しました。

初日:「ド」の音すら探せなかった【完全初心者の現実】

2024年4月15日、キーボードが自宅に届きました。ワクワクしながら開封し、電源を入れました。

【最初の壁:「ド」の音がわからない】
「さあ、弾こう!」と意気込みましたが、すぐに問題が発生。「ドの音ってどれ?」——鍵盤がたくさんあって、どの鍵盤が「ド」なのかわかりません。

YouTubeで「ピアノ 初心者 ドの場所」と検索し、ようやく真ん中の「ド」を見つけました。「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と弾いてみましたが、指がぎこちなく、まるで幼児のようでした。

【最初の曲:「きらきら星」に挑戦】
YouTubeで「ピアノ 初心者 きらきら星」と検索し、チュートリアル動画を見ながら練習。右手だけで「ド・ド・ソ・ソ・ラ・ラ・ソ〜」と弾きます。

1時間練習して、ようやく右手だけで「きらきら星」が弾けるようになりました。「できた!」という達成感が嬉しく、その日は5時間も練習してしまいました。

最初の1ヶ月:毎日30分の練習【指が痛い】

【練習スケジュール】
仕事から帰宅後、夕食を食べて、毎日30分練習することにしました。

・Day 1-7:「きらきら星」右手のみ
・Day 8-14:「きらきら星」左手のみ
・Day 15-21:「きらきら星」両手
・Day 22-30:「メリーさんの羊」に挑戦

【苦労したこと】
①指が痛い:最初の1週間、指先が痛くなりました。慣れない動きで、筋肉痛のような痛みです。
②両手が難しい:右手と左手を同時に動かすのが、想像以上に難しい。脳が混乱します。
③楽譜が読めない:ドレミはわかりますが、それ以上の記号(♯、♭、拍子など)がさっぱりわかりません。

【1ヶ月後の成果】
・「きらきら星」両手で弾ける
・「メリーさんの羊」右手のみ弾ける
・楽譜の読み方が少しわかってきた

「1ヶ月でこれだけできた!」という達成感がありましたが、同時に「まだまだ先は長いな」とも感じました。

3ヶ月目:初めての挫折【モチベーション低下】

【飽きてきた】
3ヶ月目、明らかに練習のモチベーションが下がりました。「きらきら星」「メリーさんの羊」「ちょうちょ」——子供向けの簡単な曲ばかり。「こんな曲、弾いても楽しくない」と思うようになりました。

練習時間も、毎日30分から、週3回20分に減りました。「このまま辞めてしまうのか?」と不安になりました。

【転機:好きな曲に挑戦】
ある日、YouTubeで「米津玄師 Lemon ピアノ 初心者向け」と検索しました。すると、簡易版の楽譜と解説動画が見つかりました。

「これだ!」と思い、さっそく練習開始。難しいですが、好きな曲なので楽しい。1週間かけて、サビの部分だけ弾けるようになりました。

「Lemon」のサビが弾けた瞬間、涙が出そうになりました。「自分の手で、好きな曲を弾いている」——その感動が、再びモチベーションに火をつけました。

半年後:レパートリー10曲達成【楽しくなってきた】

【練習した曲(簡易版含む)】
①きらきら星
②メリーさんの羊
③Lemon(米津玄師)サビのみ
④Let It Be(The Beatles)
⑤千本桜(初音ミク)イントロのみ
⑥カノン(パッヘルベル)簡易版
⑦エリーゼのために(ベートーヴェン)冒頭部分
⑧糸(中島みゆき)
⑨Yesterday Once More(Carpenters)
⑩Stand By Me(Ben E. King)

【半年間の練習時間】
・平日:毎日30分 = 週2.5時間
・週末:土日各1時間 = 週2時間
合計:週4.5時間 × 24週 = 約108時間

108時間の練習で、10曲弾けるようになりました。「継続は力なり」を実感しました。

1年後:20曲以上のレパートリー【友人の前で演奏】

2025年4月、ピアノを始めて1年が経ちました。レパートリーは20曲を超え、簡単な曲なら初見でも弾けるようになりました。

【友人の前で初演奏】
友人の誕生日パーティーに、キーボードを持参し、「ハッピーバースデー」を演奏しました。みんなから拍手をもらい、「すごい!いつから弾けるの?」と驚かれました。

「1年前から独学で」と答えると、さらに驚かれました。「40歳から始めて、こんなに弾けるようになるんだ!」と言われ、誇らしい気持ちになりました。

【1年間の成果】
・レパートリー:23曲
・練習時間:約200時間
・投資額:キーボード5万円 + 楽譜・教材1万円 = 6万円
・できるようになったこと:簡単な楽譜が読める、両手で演奏できる、自分なりの表現ができる

大人から楽器を始める5つのメリット

①脳が活性化する】
楽器演奏は、脳の複数の領域を同時に使うため、認知機能の向上に効果的です。実際、1年間ピアノを続けて、仕事の集中力も上がった気がします。

②ストレス解消になる】
仕事で嫌なことがあっても、ピアノを弾いている間は忘れられます。音楽に没頭する時間が、最高のストレス解消法です。

③達成感が味わえる】
「この曲が弾けるようになった!」という達成感は、大人になってからこそ味わえる特別なものです。

④新しい友達ができる】
SNSで「#大人ピアノ」と検索すると、同じように大人から楽器を始めた人がたくさんいます。オンラインコミュニティで交流し、励まし合えます。

⑤一生の趣味になる】
楽器は、80歳になっても続けられる趣味です。今から始めれば、40年以上楽しめます。

大人におすすめの楽器5選【難易度別】

【超初心者向け】

①ウクレレ
・価格:5,000円〜
・難易度:★☆☆☆☆
・特徴:2週間で簡単な曲が弾ける、軽くて持ち運び便利
・おすすめ度:★★★★★

②カリンバ(親指ピアノ)
・価格:3,000円〜
・難易度:★☆☆☆☆
・特徴:楽譜が読めなくても弾ける、癒しの音色
・おすすめ度:★★★★☆

【初心者向け】

③電子キーボード
・価格:2万円〜
・難易度:★★★☆☆
・特徴:ヘッドホンで練習できる、様々な音色が楽しめる
・おすすめ度:★★★★★

④アコースティックギター
・価格:1万円〜
・難易度:★★★☆☆
・特徴:弾き語りができる、持ち運びやすい
・おすすめ度:★★★★☆

【中級者向け】

⑤サックス
・価格:5万円〜
・難易度:★★★★☆
・特徴:かっこいい、ジャズやポップスに最適
・おすすめ度:★★★☆☆

挫折しないための5つのコツ【経験談】

①好きな曲を練習する】
教則本の曲は退屈です。好きな曲、弾きたい曲を練習しましょう。モチベーションが全然違います。

②完璧を目指さない】
プロを目指すわけではありません。多少下手でも、楽しければOKです。

③毎日短時間練習する】
週末に2時間より、毎日15分の方が上達します。習慣化が大切です。

④SNSで仲間を作る】
一人で続けるのは辛いです。SNSで同じ楽器を練習している人をフォローし、刺激をもらいましょう。

⑤記録を残す】
スマホで自分の演奏を録画・録音しましょう。1ヶ月前と比較すると、上達が実感できます。

おすすめの練習方法・教材

【YouTube】
無料で学べる最高の教材。「楽器名 + 初心者」で検索すれば、山ほど出てきます。

【オンライン音楽教室】
①Simply Piano(ピアノアプリ、月額1,200円)
②Yousician(複数楽器対応、月額1,500円)
③ストリートアカデミー(対面・オンラインレッスン)

【書籍】
①「大人のための独習バイエル」(ピアノ)
②「できる ゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方」(全楽器共通)
③「いちばんやさしい楽器の教科書」シリーズ

1年半続けて思うこと【40歳から始めてよかった】

ピアノを始めて1年半、私の人生は確実に豊かになりました。音楽がある生活の素晴らしさを、40歳にして初めて知りました。

「もっと早く始めればよかった」とも思いますが、「40歳で始めたからこそ、音楽の素晴らしさを理解できた」とも思います。子供の頃に始めていたら、義務的に感じて嫌いになっていたかもしれません。

大人から始める楽器は、すべてが自分の意志です。誰に強制されることもなく、純粋に音楽を楽しめます。これが、大人から始める最大のメリットです。

まとめ:今日から始めよう、あなたの音楽人生

「楽器なんて、子供の頃から習ってないと無理」——それは思い込みです。私は40歳から始めて、1年半で20曲以上弾けるようになりました。

必要なのは、高価な楽器でも、特別な才能でもありません。「弾いてみたい」という気持ちと、毎日15分の練習時間だけです。

あなたが60歳になったとき、「あの時、楽器を始めておけばよかった」と後悔しますか?それとも、「20年前に始めて本当によかった」と思いますか?

答えは、今日のあなたの行動次第です。さあ、今日から音楽を始めましょう。

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